2010年6月29日火曜日

Fun At The Zoo - I Wanna Be Eccentric〜Grow Up!


Fun At The Zoo - Grow Up!(On Fly-Girl/1981 US)

土曜日に友人とレコードフェスタへ行ってきました。聴いてみたかった1975年リリースのテキサスのBabyのアルバムを購入。
Sweetのようなルックス通りのハードグラムR&Rで最高でした。良い買い物した!

大学生の時に「レコードフェスタ」で1週間程度バイトしたことがあります。
同級生の父が経営するレコード店が、デパートの催し物会場で開催される「レコードフェスタ」に出店するとのことで、「◯◯君ロック好きだったらバイトする?」と。もちろんヒマだったので、バイトしたのですがホント楽しかったです。
仕事自体は普通なのですが、他のレコード店の店員さんはそのジャンルのプロやバンドマンだったので、レコードの話や、バンドやっている人は自分達の周辺のシーンの事を面白く話してくれて大学生のボクにはホント刺激的でした。
その時にハードコアバンドをやっている人と知り合いになったのですが、その人はバンドもやって、レーベルもやって、ファンジンもやって自分達のいるハードコアのシーンに心血を注いでいました。それも尋常じゃないくらいコダワリを持って。
「レコードフェスタ」バイトをしてたのは15年も前の話なのですが、その「ハードコアバンドをやっている人」は今もレコード屋で働いて、今もアンダーグラウンドなハードコアのシーンでバリバリにやっています。「う〜んかっこいい!!」と心底思いますね。

コロラドのPop Punkバンド「Fun At The Zoo」の4曲入の唯一のシングル。
あまりにもわかりやすいキャッチーな曲で個人的には「飽きてしまう系」のレコードと思いきや今聴いてもかっこいいです。
4曲ともタイプの異なる曲でA-1はコーラスをメインにした「Romper Room Rock」
A-2はSaturday Nightなイントロのノリノリなナンバー「G-i-r-l-f-r-e-n」
B-1「I Wanna Be Eccentric」泣きのサビ。終わったらすぐに始まるB-2タイトル曲「Grow Up!」はスピーディーなPop Punk。
チープな録音、ガムシャラな演奏が初期衝動を感じますし、グッときます。
このシングルもちょうどその時期かその後に購入したシングル.....今聴いて思いました。「ボクもあんまり変わって無い!」あの時と変わらない趣味、思考で音楽聴いてます。
4曲ともに個性があってかっこいいのですが、今回はB面の2曲です。

2010年6月27日日曜日

The Incredible Casuals - That's Why


The Incredible Casuals - That's Why / Saw It Comin' All Along(Red Rooster / 1981 US)

某ブログで取り上げられていたので、久しぶりに聴きたくなりました。「The Incredible Casuals」。
来日ライブ凄く良かったなぁー。なんて思い出しながら2ndシングルを聴いてます。NRBQ関連で語られることが多いのですが、そんなこと抜きでホント素晴らしいグループだと思います。
Power Popと呼ぶには個性的過ぎるし、引き出しも当然多く奥が深い。けどパワフルなR&Rだからボク的にはPower Popと呼んでしまいたいです。
毎晩のように繰り広げられる「Pub」でのR&R。もちろん「楽しい」。Pub Rockとも呼んでしまいたいです......。
とにかく凄いR&Rバンドということでしょうか。
マイペースにずっ〜とやり続けてるのもポイント高いですね。

1982年のライブ。底抜けに楽しい!!


2010年6月24日木曜日

Heroes - 10% Will Do


Heroes - Some Kind Of Women / 10% Will Do(Polydor / 1980 German isuue)

出張の新幹線、いつものようにi podで、American Rock、Australian Rock、Detroit Rock、Garage、Glam、Hard Rock、Power Pop、Pub Rock、Punk......今日は何を聴こうかな。
仕事で嫌な事があったり、忙しくて大変な時、やってられない時、得意先にクレームで呼び出された時、ボクはi podで現実逃避。
しんどい出張があってもi podがあれば、少しはマシ。すぐにロックモードに切り替わる良い体質です。ボクは。
今日はHeroes-Boder RaidersというPolydorからリリースされたアルバムを聴いてました。非常にバラエティーに富んだUK Power Popで、一時期Sweat-No More Runningなんかと一緒によく聴いてました。
シングル曲Some Kind Of Womenから始まって、大好きなMean To You、アルバムでも雰囲気の違うノリの良いHonolulu、バラードDon't Let It Take A Holdで目には涙です・・・一番好きなのはWild Eyes。なんて良い曲なんだ。
このしっとりした声がホント良いんです。
出張の時i podは必需品ですね。これさえあれば多少のマイナスをプラスに変えれます。ボクって単純、それで良いんです!

そのHeroesが1980年にリリースしたシングルで、「Some Kind Of Women」はアルバムのバージョン違い。こっちのほうがガッツがある演奏です。
B面はアルバム未収録のしっとりバラード「10% Will Do」UKの湿り気のあるパワーポップバラード+アメリカンロック的なギターが最高です。ギターソロも良い雰囲気。
調べてみるとメンバーのMark HankinsはNew SeekersのMick Flynnが率いたMixturesのメンバーとの事(Mick Flynn Bandのレコード欲しい!)、Chris BradfordはSweetのメンバーで知られる「Bardot」のメンバーでもあるそうです。
どうりで気に入るはずだ。

2010年6月21日月曜日

Stanley Frank - S'cool Days


Stanley Frank - S'cool Days / On A Line (Philips /1977 German Issue)

安売りコーナーでアルバムをたまに見かけるカナダ出身のロッカー「Stanley Frank」の1977年にリリースの1stシングル。
10代を歌った歌詞、 S'cool Daysという曲名、覚えやすいキャッチーな曲。このシングルはパーフェクトなパワーポップです。
このあとPolydorからシングル1枚をリリースし、1978年と1980年にアルバムを1枚ずつ計2枚リリースしています。
こんなかっこよかったのか.....と思ってからは中古屋でアルバムを見つけてません.....。

カナダと言えばPointed Sticksがいよいよ再来日しますね。Dishragsと。「Dishragsなんで??」と思った人多そうですが楽しみです。Dishrags今のうちから予習しておこう!!

2010年6月20日日曜日

53rd & 3rd Featuring The Sound Of Shag - Here's Looking at You, Kid (C'mon Kid)


53rd & 3rd Featuring The Sound Of Shag - Why Can't We Be Friends / Here's Looking at You, Kid (C'mon Kid) (UK / 1975 UK)

A面「Why Can't We Be Friends」は全く面白くない有名曲のカバー。
B面「Here's Looking at You, Kid (C'mon Kid)」が強烈。Come On Kid!から始まり、男らしいボーカルにバタバタしたドラムの組み合わせで、1975年ですが、翌年に爆発するパンクロックのマグマを感じる1枚です。

ボクは未だに10代の頃とあまり変わらない感覚でレコードを買ったり音楽を聴いたりしていますが、こういうレコードと出会うと「最高!!」と未だに家で一人で飛び跳ねたりしてます。「ちょっと〜」と家内を呼んで聴かせてみたり。
何やっても長続きしないのですが、音楽だけは別ですね。

2010年6月19日土曜日

Sharaton - Blackey


Sharaton - Walking Down The Road / Blackey (Pink Elephant / 1972 Dutch)

ボクはカレーが好きです。昔から好きとかでは無く、ここ最近。
昨日は物凄く気に入っている週1は必ず行くお店では無く、以前何回か行ってあまりの辛さに撃沈した別のカレー屋へ。
前に食べた時は鈍器で頭をどつかれたような辛さだったので、正直びびってましたが、「スパイス慣れした今だったらいけるかも!」変な自信と、浮気心で行ってみたのです。一口食べてみると・・・。
以前ほどの辛さは無く意外といけました。前に座ってる人は汗だくで半分食べてギブアップしてるので、辛さがマイルド化してるのでは無くボクが辛さに対して強くなったんでしょう。以前食べた時よりも美味しくいただきました。
(やっぱり週1は必ず行くお店のほうが美味しいですが。)

1974年にリリースされたProto-Punk名盤「Caught In The Act」のSharatonの1972年リリースのシングル。Caught In The Actのような弾けたProto-Punkナンバーではありませんが、Beatlesサウンドから徐々にヒートアップするR&Rナンバーで、聴いていて徐々に盛り上がってくるそんな曲です。噛めば噛む程旨味が増すサウンド。
ジャケの面構えも良いじゃないですか。パンクやパワーポップが好きだったら止まってしまうジャケですね。
正直派手さは無いので、購入した当初は悪くは無いけど.....で、そこまで気に入って無かったのですが、今は凄く気に入ってます。
カレーと同じで一回で判断出来ませんね。以前聴いた時よりも「グン」とかっこ良く聴こえました。これは。

2010年6月17日木曜日

Shelby - Jump Into The Fire


Shelby - (Dance With The) Guitar Man / Jump Into The Fire (Pye /1974 UK)

M.O.T.Oが来日してるんですね。15年前くらいにガレージパンクに夢中だった時に購入して当時は「ショボイポップパンク」と思いましたが、数年経ってからもの凄く好きになっていました。70年代後半のUSパンクなんかを熱心に聴くようになってから良さに気付いたんです。
昨日は寝る前にM.O.T.Oの1992年にリリースされた「Magic Words」と1998年にリリースされた「Eternal Standby」を繰り返し聴きました。
I Hate My Fucking Job!! 新幹線に乗ってライブに観に行きたいですよ。

数年前にリリースされたグラム系コンピ「Boobs」に収録された「Shelby- (Dance With The) Guitar Man」はSladeなハイトーンボーカルにハンドクラップにHey!コーラスの理想的なJunk Shop GlamナンバーでB面を聴いてみたいなぁーなんて思ってました。
最近購入したのですが、B面「Jump Into The Fire」最高です!!
Hector - Bye Bye Bad Daysなんかに近いGlam R&Rで、イントロからかっこいい音色のギターで始まり、もう1本の少し音のデカイギターも効果的。やはりのハンドクラップ、後半のドラムとハンドクラップとサビ、頭が離れないサビ、最後に1音上がるとこもニクい。
「100点でしょ!」という声が聞こえてきそうなパーフェクトなナンバーです。
もう1回聴こうっと.....今日もやっぱり繰り返し聴いてます。

2010年6月16日水曜日

Monsoon - Come Back Jane


Monsoon - Hot Honolulu Night / Come Back Jane (Fontana / 1971 Belgium Issue )

基本的にレゲエは好んで聴くタイプの音楽では無いのですが、お昼ご飯によく行く「カレー屋」でブラックミュージックがよくかかっていて、「レゲエ」なんかもよくかかっています。
仕事に疲れて隠れ家的なカレー屋に逃げ込み、フリークアウト気味の店主と話ながら、スパイス100%なカレーを食べて、チャイ飲んで、レゲエを聴く.......と。「良いんです!!」レゲエが。あの感じが落ち着くと言うか。
昔はレゲエなんて良いと思わないだろうな〜なんて思ってましたが、ボクも大人になったもんです。

Monsoon - Hot Honolulu NightはTrojan Recordsから1971年にリリースされたシングル。
Trojan Recordsはレゲエやスカのジャマイカン・ミュージックの有名なUKレーベルです。が、A面「Hot Honolulu Night」は夏っぽい南国サウンドで、レゲエでは無いのですが、レゲエに近い感覚はある少し緩めのポップ。
B面「Come Back Jane」は純度100%のPower Popサウンドを聴かせてくれます。何度も繰り返して聴いてしまうような飽きない曲です。最高!!
レゲエとは全く関係無いのですが、このレコードはレゲエを期待して購入して「失敗した〜」なんて思っている人もいるかもしれませんね。

2010年6月14日月曜日

Iron Virgin - Rebels Rule


Iron Virgin - Rebels Rules / Ain't No Clown (Deram / 1974 France Issue)

Iron Virginの1974年リリース名作2ndシングル。 V.A Velvet Tinmineの1曲目に収録された「Iron Virgin - Rebels Rule」。初めて聴いた時「うわーかっこいい!!」となり、この手の音楽に興味を持つようになったきっかけのバンド、レコードです。
Runnaways - California Paradiseをベースにして作ったのかどうかは謎ですが、イントロのドラム、コーラス、爆発するサビ、終わり方まで完璧なグリッターパンクチューンがもう最高です。
初めて手に入れたのはUK盤でその後に、このFrance盤を手に入れました。各国盤を集めたりとかはあまり興味無いのですが、このレコードは欲しかったんです。何故か?とにかくジャケがかっこいいから。です。

ジャケって大事ですよね。真ん中はボーカル、少し太ってるのはドラムかな?.....とか妄想したり、チープなジャケットだったら愛着度が増したり、ジャケがかっこ良かったら80点が90点にもなりますし.......。
今のバンドのレコード見ててもジャケットはイマイチなバンドが多いですね。パソコンで適当に作ったレコードが多いように思います。もったいですね。

2010年6月13日日曜日

Les Variations - Silver Girl


Les Variations - Silver Girl / Walk Right Down (PATHE MARCONI EMI/ 1973 Fra)

日曜の朝からたまっている新聞読んだり、音楽聴いたり、コーヒー飲んだり充実しています。
前に掲載したフランスのVariationsの1973年リリースの9枚目&ラストシングル。Rolling Stones〜New York Dolls路線でDictatorsのような良い意味で大味なR&Rが最高です。
下のyou tubeの映像や写真を見るとパンクロックを感じますね。フランス最強のバンドAngel Faceなんかと近い感じがしますね。うんかっこいい!
今から少しずつ音源集めよっと。




Les Variations


2010年6月12日土曜日

Ernie Graham - Romeo


Ernie Graham - Romeo / Only Time Will Tell (Stiff / 1979 UK)

このあいだRogger Morrisが好きとか書きましたが、もちろんErnie Grahamのアルバムも大好きです。名盤ソロアルバムは「いつか買ってやろう!」とEコーナーを探しています。有名なレコードなのでなかなか見つかりそうもないですが.....
スワンプファンからは酷評されているStiffから1978年にリリースされたErnie Graham先生の復活シングル。曲はThin Lizzyの名曲カバーで、Thin Lizzyよりもボクはかっこいいと思います(Thin Lizzyのカバーというのがかなり「グッ」ときますね。)。最強のパブパワーポップ!!
プロデュースはLarry Wallis(Pink FairiesやMotor Headの人。)

Ernie GrahamにThin LizzyにProtexにRudiにSweat.....行ったことも無い国ですがあの小さな国に凄いバンドばかり。「アイルランド」には憧れというかそういう特別な感じを持ってしまいますね。
アイルランド出身ということで、Protex - Strange Obsessionがついにリリースされるみたいです。「Who's New Wave In Music」本に掲載されていたりするので絶対にある!無い!どっちなんだ?状態でしたが、ようやくこの日が来ましたね。待ちきれないです。

2010年6月10日木曜日

Infidels - Anybody's Girl


Infidels - Anybody's Girl / Society's Casualty (Private / 1978 US)

少し前に日帰り出張で広島まで行って来ました。地方へ行くとついつい行きたくなるのが「レコード屋」。
ボクは地方のレコード屋に行っても良いレコードになかなか巡り会ったことは無いですが、出張へ行くとついつい行ってしまいます。
恐らく、タイムボムに行ったり、東京でディスクユニオンを回ったほうが絶対に良いレコードは見つかるだろうし、絶対に効率も良いと思うのですが.......。
地方へ行けば男なら黙ってレコード屋には行くのです。あるはずの無い「時間の止まっているレコード屋」を求めて。
仕事が終わった時間は6時半。閉店まで1時間半しかありません。「このあいだ行って結構良かったSレコードに行くか、日本盤が豊富なGレコードへ行くか......」時間も無いし、SレコードからGレコードへ行くには電車移動。迷いに迷ったのですが、バカなボクは両方に行ってしまいました。結果は言うまでもありません......。じっくり見れずスタンプラリー状態に......。
この情報社会、ネットで検索したらレコードの相場なんてすぐにわかります。「地方へ行ったらレア盤が!」は徳川埋蔵金みたいなもんですね。

Michiganのパンク〜パワーポップバンド「Infidels」の自主リリースによる唯一のシングル。Anybody's GirlはチープなPower Pop。イントロのギターから泣けるし、えぇ感じのよれた声も泣けます。このチープさはホントっ愛着増しますね。
B面「Society's Casualty」はKilled By Deathなんかに収録されそうなパンクロックですが、ボストンのバンドに通じるR&Rがモロ自分好みです。
A面のPower Popがバンド本来の姿か?B面のパンクロックが本来の姿か??どっちなんでしょ??
このレコードはタイムボムで購入。やっぱり地方のレコード屋行くよりよっぽど効率良いですね。けど、地方への出張があれば......。

2010年6月8日火曜日

Sandy - Bright Lights


Sandy - Bright lights / So hard to say goodbye (Ariola / 1979 UK)

AriolaからリリースされたTeen Disco Pop「Sandy」の7インチ。Bay City Rollersばりのキャッチーなポップナンバーが最高です。気に入ってて愛聴していましたが、調べてみるとプロデュースはPeter KerとNick Garveyという人で、Nick GarveyはThe Motorsの人でした。
曲はA.McMastersとこれまたThe Motorsの人。The Motorsの人がノリで作ったのでしょうか??

どちらか言うとルーツィーでR&RなUS パワーポップが好きなので、UKパワーポップってあまり聴く機会も無く......と言う感じでした。
パンク以前のグラムなんかを色々と聴くようになったり、友人に教えてもらったりで1980年前後のUKパワーポップを聴くようになったのですが、うん「かっこいい!」英国独特の湿り気やルーツ的で無くパンク以降のニューウェーブな感じも昔は少し苦手ではありましたが、今は楽勝でいけます。
キラキラし過ぎてるのは、こっ恥ずかしくてあまり好みませんがUKパワーポップ楽しいですね。

2010年6月6日日曜日

Jinx - Good Morning


Jinx - Sweet,Sweet Lover / Good Morning (Philips / 1975 Bel)

先週、友人2人とレコード屋周りしてきました(後半1人参加)。レコード屋で待ち合わせし、男3人でランチバイキング(なぜかブラジル料理)で腹ごしらえ。
その友人2人はボクよりも若いのですが、現行のバンドの音源もフォローしてるし、熱心に今のバンドのライブにも足を運んでいるし、CDであろうがレコードであろうが買いまくって聴きまくってるし。よくレコード屋で会うだけあって筋金入りの音楽ファンでした。
合計で5軒しか行けませんでしたが、「○○君これ持ってる?」「○○君これヤバイよ。」「これ買いでしょ。」と、よくあるやり取りがホント楽しかったです。

その日の3軒目はフォーク、パブ、スワンプ等のルーツロックに強いレコード屋へ行きました。壁に「Rogger Morris - First Album」のリプロ盤が飾ってあり、ボクはこのアルバムが相当好きで、店主に「これめちゃくちゃ好きなんですよ.......こんな感じのありませんかね~?」とたずねたところ「こんなのどう?これ系(The Band的UKスワンプ〜フォーク)だったら10本の指に入るよ。」と。「Andwella」というバンドのアルバムでした。
試聴すると「イギリス人の表現するアメリカ」で一発で気に入りました。ですが、価格が少し高かったので貧乏性のボクは渋りましたが、せっかく友人と来たというのもあり、「ここで男を見せよう!」「想い出作り!」と自分に言い聞かせて迷いに迷って購入しました。
家に帰って聴くとThe Bandのようなメロディとイギリス特有の湿った感じでとにかく最高でした。買ってよかった!!
これからもたまには、友人とレコ屋巡り行きたいですね。

ベルギーのロックバンド「Jinx」の1975年にリリースされたシングル。B面に収録された「Good Morning」はアメリカの南部を感じさせるようなノリの良いグッドメロディな曲です。ベルギーのバンドらしいのですが、曲の始まり方とか雰囲気とかNRBQ的なアメリカンバーバンドのような感じで「えっ?これベルギー?」ってなると思います。けど、何度も繰り返して聴いているとヨーロッパっぽい感じもしてきます。
アメリカ人がイギリス人のロックを演奏するとかっこいいし、イギリス人がアメリカ人ののロックを演奏するとかっこいい。そんな事を考えながら繰り返して聴いてます。
A面「Sweet,Sweet Lover」はGreat Power Popナンバー。

Whiz KId - Annie Annie


Whiz KId - Play Dirty / Annie Annie (Cyclomedia / 198? US)

先日、友人とPower Popについて話をしていました。
その時に「メジャーなバンドとマイナーなバンドどっちが良いか?」的な話になりました。ボクとしてはどっちも好きです。
当然、RaspberriesもFlamin' GrooviesもBad FingerもBig StarもPezbandもNerves関連も好きだし、Teen Lineなんかに収録されているオブスキュアなのも大好きです。
ボクはマニアックなものを求めているのでは無く、「かっこいい自分の知らない音楽を聴きたい!」のみなので、ボクの意見としては、「メジャーなのは当然良いけどシングル1〜2枚で終わったバンドも死ぬほど好きなバンドがある。」でした。
逆の話では、「オブスキュアなバンドで世間一般的に、人気盤だが自分の好みでは無いバンドも結構ある。」です。自分の中でのR&R感が評価の基準なのでこれは当たり前の話ですが。
ただ、今は昔と違うのでメジャーからオブスキュアまで、色々聴くのがファンの在り方だと思います。どのジャンルに限らず。
現行のパンクバンドでもパワーポップバンドでもメジャーからオブスキュアまで色々聴きまくっている音楽ファンで無いと良い曲も作れないし、内容は薄いと思います。
なので、結論としては「メジャーとオブスキュアどっちも好き、どっちも聴くべき。」です。

Whizz Kidは少し前に友人に教えてもらったシングルで、オブスキュアな部類に入るレコードかと思いますが、分かりやすくキャッチーな曲で内容はA級だと思います。
パンクっぽい熱さの入ったパワーポップで最高じゃないですか。
ウィスコンシン州のグループで、恐らくシングル1枚のバンド。
こういうロックを聴くと思うんです。この2010年に30年前の音楽を語るにはメジャーかマイナーかなんてあまり関係無くて肝心なのはサウンドなんだと。

2010年6月5日土曜日

J.C. Livingstone - Let's Spend The Summer Together


J.C. Livingstone - Let's Spend The Summer Together/ Viva La Eva (Bellaphon / 1973 Ger Issue)

暑くなってきましたね。夏になれば無性に聴きたくなるアルバムがあります。真島昌利の「夏のぬけがら」です。中学生の時に友人にテープに録音してもらって、毎日のようにそれを聴いていました。そのテープは今は持って無いので実際は聴けないのですが、夏を感じる季節になると「線を引いたらそれをまるめて〜」「ルーレットがまわるように毎日が〜」「21で結婚して〜」とアタマの中で流れます。湘南グラフティのようなバカな中学時代。真島昌利の「夏のぬけがら」は当時熱心に聴いていたMy青春アルバムです。

ここ最近購入した「夏曲」は1973年にリリースされたJ.C. Livingstone - Let's Spend The Summer Togetherです。
いきなり「夏を一緒に過ごしましょう!」と連呼する最高のポップナンバーで、一度聴いたらアタマから離れられずついつい口ずさんでしまいます。Teen Popなコーラスワークも非常に良い感じで、海に行く時に聴きたい曲ですね(基本海には行きませんが....)。
他のリリースも非常に良いです(持ってませんが....)。

2010年6月4日金曜日

The Brainz - Elementary Monster


The Brainz - Elementary Monster / Terra (Private /1979 US)

むかつく〜!!!!
ebayで「Original」と明記していて届いたレコードは思いっきり再発盤。
この手の話はよく聞く話で、「ボクはひっかからないね〜」とか思ってたらだまされました。
だまされたボクも悪いのですがくやしすぎる。くやしすぎる。それなりにビットしてたし、それなりの価格になっていたし........。
「安くで買えた〜!」って思ったボクの気持ちを返してくれ。それと金を返してくれ!!

アリゾナのパンクバンドThe Brainzが1979年に自主でリリースした唯一のシングル。
Dogs-Slash Your Faceはハードロックとパンクが混ざった奇跡のサウンド。このThe BrainzのシングルはDogsほどR&Rな感じも無く、ミラクル感も無いのですが、ハードロックの入ったクレイジーなシンセパンクサウンドで結構気に入っています。
メンバーのDoug Clarkは後にMighty Sphincterというグループを結成し、現在も活動中だそうでMy Spaceで聴くとGoth&Heavy Metal系のバンドでした。
80年代にPlacebo Recordsからリリースしてたバンドと同じバンド(Placebo RecordsはFeederz - The Jesusのレーベルです。)。

何故この曲か?というと今のボクの気持ちはこんな感じなのです。

2010年6月2日水曜日

Chaos - Guitar Man


Chaos - Guitar Man / Dance,Dance,Dance (Bellaphon / 1975 Ger)

日曜日は海外へ留学(遊学?)する友人の何度目かのお別れ会でした。ボクは「月曜日は仕事!」と言っているのにその友人は朝までマシンガントーク。次の日はおかげでネムネムでした。
その友人の愛される人柄は海外で通用するのか?しないのか?どっちかはわかりませんが、海外での大笑いできるようなお土産話を帰ってきたときに是非聞かせて欲しいと思っています。

ずっと欲しくて、このあいだようやく購入したUKのJunk Shop Glam「Chaos」の1975年リリースの2ndシングル。良く知られた1stシングルもかっこいいのですがパワフルな2ndもかなり良いです。アタマの切り込むギターから、ウーパッパコーラス、爆発するサビ、ギターソロと完璧&最高です。
ちなみに1stと同じくプロデュースはBuzzcocks、Generation X、 XTC、Stranglersで知られるMartin Rushent。
1stの作曲はMartin Rushentによるものでしたが2ndは恐らくメンバーによるもの。
※Martin RushentはどうやらChaosのメンバーだそうです。

「Guitar Man」という曲なので、ギターリストのその友人へ。
海外へ行ったらこういうレコードが買えるのか....羨ましい限りですね。

2010年6月1日火曜日

Suspect Device - Kill Ugly Radio


Suspect Device - The Image Has Cracked / Kill Ugly Radio (Creative Affairs/1982 US)

Stiff Little Fingersのライブですがとにかく「最高」でした。当たり前ですがプロの演奏でしたね。
昔の曲も当然良かったのですが、個人的には中盤の「Guitar And Drum」「Strummerville」にグッときました。
ラストの「Suspect Device〜Alternative Ulster」はカオスでした.......案の定スーツもドロドロになるくらいはっしゃいでしまってちょっと後悔.......。

裏ジャケに「S.L.F. FOR INSPIRATION AND OUR NAME」と。オハイオのパンクロックバンド「Suspect Device」の1982年リリースの唯一のシングル。
1982年というハードコアが迫ってくる時代に直球77’Sパンクロックがかっこいい。曲調はStep Forwardのバンドみたいな感じだけどやっぱりアメリカのバンド!って感じがしますね。久々に聴きましたがかっこいい!!